第1章 好きだから…*越前
目が覚めた時にはリョーマくんの腕の中で…。
越前「あ、目、覚めた?」
○○「あれ…?私…」
越前「あんた、気失ってたんだよ。ほんと焦った。」
そう言うとリョーマくんは私の頭を撫で優しく唇にキスをした。
○○「あ、ごめんね!勝手に私だけ気持ち良くなっちゃって…。」
越前「…何謝ってるの?あんたは悪くない。俺が強引に…。」
リョーマくんはちょっとしょんぼりしていた。
越前「…ごめん…。これで風邪悪化したら、俺のせいだ…」
リョーマくん、反省してるのかな…?
…可愛い…!
私はそんなリョーマくんが可愛くて自分からキスをした。
リョーマくんは目を大きくしていたけど。
○○「気にしないでよ。それに私…リョーマくんに触れてもらってすごく…嬉しかった。」
本当はすごくしんどかったけど精一杯笑顔を作った。
リョーマくんも笑顔で抱き締めてくれた。
初めて見たリョーマくんの弱い部分。
何をされても私はリョーマくんが大好きみたい。