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隣を歩くのは

第9章 お泊り~後編~


「どうでしたか?」

「ちゃんと部屋に戻ったッス。今頃泣きながら眠ってるんじゃないッスか」

千明「…はそれから…」

來未「…中学3年の時が一番酷かった。さっきの人達のリーダー格の子と同じクラスになったし、赤司君もいたから…」

「…赤ちん、いじめとか気付くタイプじゃないもんね~」

「特に変わってしまってからの赤司では、考えられないのだよ」

「それで、赤司君はどうするの?」



桃井の質問に答えられなかった。予想外の質問だったから。



「…どういう事だ?」

「決まってるじゃないッスか!これからっちとどう接していくかって事ッスよ!」

「…僕を、責めないのか」

「…あ?」

「僕はお前たちの大事なを傷付けた超本にn」

「いい加減にしろよてめぇ」

「っ…」



息がしにくくなったと思えば、大輝に胸倉を掴まれていた。





「あんまナメてんじゃねーぞ、赤司。俺らの事も、の事も」

「…」

「確かに俺らは怒ってる。だがそれは過去の話だ、今更どうあがこうが過去は変えられねぇ。だったら今をどうにかするしかねぇだろうが」

「やめるのだよ、青峰。…赤司、お前の目にははどう映っていた。お前に謝ってほしくて言ったわけじゃない事くらい分かるだろう」

「っちは昔から優しかったッス。その証拠に、いくら赤司っちの事が嫌いでも俺らと変わらず接していたじゃないッスか」

「それにさっきの話の中でも、赤ちんのせいでなんて一言も言ってないしね~。赤ちん気付いてた?今までだって庇ってもらってきてたのに」

「赤司君はさんとどうなりたいんですか。なぜそこまで固執していたんですか?」

「私達は赤司君からを遠ざけたいわけじゃないの。もうこれ以上、に辛い思いをしてほしくないだけなの」

來未「私はちゃんの苦しみを一番近くで見てきた。私達が何を言っても大丈夫としか言わないの」

千明「を救えるのは皮肉なことに、赤司しかいないんだよ」

「…次を泣かせたら、今度こそ許さねぇからな」

「お前達…すまない」





僕は走った。もう一度きちんとと話がしたい。
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