第4章 大人=第2の人生?
「おー、遅いじゃねぇか。」
『…大輝、アンタ本当に酒強いよね』
「お前に言われたくねーよ」
友人「よっしゃ!に酒を渡せー!!!」
『ちょ、一気に来るなぁぁぁ!!!』
元1年3組と言えば、あたしと大輝が友達になったクラス。例の大輝軍団のメンバーのほとんどがこの元3組メンバーであり、こうなる事は覚悟してたんだけど…多すぎだから!!!
『…勝ちっ!!』
「「「「「ま、参りまひた…」」」」」
「んだよ、だらしねーなぁ」
友人「青峰もも強すぎ!」
『あんたらが弱いんだよ。ちょ、飲み直そうぜ大輝』
「いいぜ。でも花がねぇな。おっぱい大きい子捕まえようぜ」
『あん?花ならここにあんだろうが』
「おっぱいがない」
『死ね!この変態!』
昔からこれがあたしと大輝の会話だった。まぁこれだけじゃないんだけど。
友人「相変わらず仲がいいねー、2人とも。付き合ったの?」
『ちょっとー、冗談やめてよー。あたしが大輝と付き合う訳ないじゃんー』
「それ俺の台詞だっつーの。とか…ないわ」
『大輝には言われたくない!!』
友人「分かったから!聞いたあたしが悪かった!」
あたしと大輝は仲良いけど、恋人とか有り得ない。それは大輝も思っている事で、あたし達にはこれくらいが丁度いいのだ。
「お、テツー。テツも一緒に飲もうぜ!」
「いいですよ。けど、せっかくの皆さんとの再会にいつものメンバーで飲んでてもいいんですか?」
「いいっていいって。呼ばれたら行く、それで十分だろ」
「…そうですね。さん、何飲みますか?」
『お、テツ紳士ー。大輝ってば自分のしか頼まないし。あ、あたしコークハイ!』
「あ?の頼んでたら俺のが頼めなくなんだろ。コイツのペースには付き合いきれねぇよ」
「それだから青峰君はモテないんですよ」
『それあたしも思ったー』
「てめぇら…」
テツとは同じクラスでも同じ部活でもないのに、ほんとに仲が良い。大輝と同じくそこに恋愛感情なんて無いけど。