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隣を歩くのは

第4章 大人=第2の人生?


『んー!終わったぁぁぁ!』

友人「は相変わらずだねぇ。開始5分で寝ちゃうし」

『つまらない話する市長が悪いのよ』

友人「言えてるっ!ねぇ、來未。同窓会行く?」

『行くよー!皆行かないの?』

友人「行かないよ!それよりさ、今私達仲良い子集めて別で行かないかって話してるの。2人ともどう?こっち来ない?」

友人「行こうよ!ね、來未も!」

來未「えっ!?わ、私は…」

『…悪いけど、あたしパス』

「「「「えー?」」」」」




確かに仲良い子たちで行った方が楽しいかもしれない。それにその発想も自由だ。だけど気に入らない。

同窓会って言うのは久しぶりに皆と会っていろんな話をするのが醍醐味なのに。



『皆に会いたいし、何より向こう(同窓会)に行くって言っちゃったしね。次は行くからまた誘って!』

來未「わ、私も同窓会の方に行くよ…」

友人「…そっかー。ねぇ、どうする?行くなら向こうの方が楽しそうじゃない?」

友人「確かに。私達も同窓会に行こうよ」

『…え』




どれだけ自分がない人達なんだと思ってしまった。まぁ、そんな人間が大半か。


きっとこの世界はそんな人達で溢れているだろう。せっかくの人生、他人に流されるままでいいのか。あたしは絶対にそうなりたくない。

そういう人たちと深くまで仲良くする気はないし、踏み込もうとも思わない。そういう人たちとは、この一定の距離を保ったまま接していけばいい。



それから久しぶりに会う友人たちとたくさん写真を撮り、たくさん話し、あっという間に解散の時間になった。




敦ともちゃんと写真撮れたしね!!!
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