第10章 分かってる
『道理であたしの意見聞いてくれないと思った』
「だから僕は…」
『はいはい。もう聞きましたy』
チュッ。
「…少し、黙ってなよ」
…は?今コイツ何した?喋ってたらいきなり赤司君の顔が目の前にきて、唇に何か温かいものが…
ボッ
一気に顔が赤くなるのが分かった。
っていうか…ファーストキスだったのにぃぃぃぃ!!!!
『あああああ赤司君!!!』
「…何」
『いいいいい今のは何で…』
「僕の話を聞かないが悪い。…ほら、始まるよ」
『へっ…』
ガコン
『…へっ!?』
急に体が動いたかと思えば、ジェットコースターが発進した。
いきなりの事で怖かったため、隣にあった赤司君の手を思いっきり握る。
「っ///、手…」
『き…』
「…?き?」
『きっ…きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!』
とにかく怖かった。初ジェットコースターの感想でした。