第1章 ⚡︎ 爆豪勝己 .1. √
ーー百瀬side
ティッシュに出して、そう言おうと口を開くと口を塞がれて、
爆豪の唇がぬるりとして、ただ、気持ち悪く感じた。慌てて口を開くとそこに入ってくる舌。
そして、俺の精液。
苦くて、不味い。唾液と混ざった精液が、喉に絡んで気持ち悪いし、だけど爆豪が飲み込むまで離してやらないとでも言うように俺の後頭部を抑えてくる。
ああもう、どうにでもなれ、
そう思って、飲み込んだ。
「ぅ、ぐ、ぁくご、んんっ」
押し倒されたままキスを続行される。
俺の精液や我慢汁と混ざった唾液が全て俺の口の中に流れ込んでくる。
飲んでも、飲んでも、溢れてくるから口の端から垂れてしまう。
「っ、く、ふ」
「…は、だらしねぇ顔。」
糸を引いて離れた爆豪の唇と俺の唇。
は、と息を吐いた爆豪に合わせてぷつりと切れて、俺の口の端から垂れる唾液を爆豪が拭った。
「っも、やめろよ、ほんとに。シャレになんない」
「そーかよ、でもテメェのここは、まだ足んねぇんじゃねえの?」
いつの間に復活したのやら、一度吐き出して萎えたはずのちんこがまた勃っている。
「……爆豪は、なんでそんなに俺を嫌うの」
勃ったまま言うのは少し変だが、ずっと気になったことを聞いてみた
「…………テメェは、嫌いな奴のちんこ舐めれんのか。好きでもねえやつと、…キス出来んのか。」
え、と間抜けな声が出たのはおかしくない、
「…お、俺は、…え?爆豪、俺の、こと好きなの?」
「……るせぇ!!悪ぃかよ!テメェが好きで、魔が、さして、…あぁもういい!死ねクソが!!」
そう暴言を吐いたあと爆豪は部屋を出ていった。
なんで俺が逆ギレされてんの?!
と、とりあえず
「ま、爆豪!ちょっと待って!」
その日から爆豪を異様にエロいと思ってしまうのはまた別のお話。