第2章 ⚡︎ 上鳴電気 .1. √
俺は一旦自分の部屋に戻って、準備をする。
そのあと朝ごはんを食べて、制服に着替えて〜〜って、感じで。
登校途中、上鳴がじーっと俺のことを見てくるから
「…何?」
「…いーや、なんも?」
やけに嬉しそうなのはなんでだよ
ーー
上鳴が途中で忘れものをしたおかげでギリギリになってしまった。
少し乱れた制服を直しながら歩いていると相澤先生とドアの前で鉢合わせ。
「あ、おはようございます」
「………お前ら、お盛んなのはいいが気をつけろよ」
なんて言って、中に入ってしまう。
何のことだ?
不思議に思いつつ扉を開けて入り、爆豪の隣の席につくと
「オイ」
「……?なに?」
「ン」
ん、といって爆豪が自分の首の一点をとんとん叩いた。
「?首?」
首なんて自分で見れないからなにかわからない、
「どっかのアホ虫にさされてんぞ」
アホ虫?アホ虫....
「………………上鳴?」
「……は、はは……」
「夫婦喧嘩は放っておいてHRはじめるぞ」
なんて言われたから馬鹿な俺の彼氏様を締めるのは後にしよう、と拳を握った