第20章 伏せ魔の時間
鷹岡『じゃあ、次はお前らだ。この牢屋に入れ。ただし…赤羽カルマ、お前は俺についてこい。』
そう言ってお兄ちゃん以外のみんなと烏丸先生がヘリポートの向かい側の牢屋へ入れられ、鍵を閉められる。
私は鎖を引かれ、お兄ちゃんと一緒にヘリポートに立つ。
鷹岡『ほんとはな、お前ら二人が来たら、赤羽カルマ、お前をボコボコにした後、鎖で拘束して、目の前でまぁを犯してまぁの中に出したおれのザー◯ンを舐めさせてやろうかと思ってたんだ。
そっからお前とあのタコを対先生ビービー弾のプールに入れて上からコンクリートで固めて、まぁは犯されながらその様子を見る事しかできねぇ…。
さいっこうのシチュエーションだろ?
ま、今からそうなるんだがな。』
カルマ『何ペラペラ喋ってるの?話が長過ぎて途中から聞いてなかったよ。』
鷹岡『てめぇ!半殺しじゃ済まさねぇぞ!』
カルマ『それ、俺のセリフだから!』
お兄ちゃんが飛びかかる。が、右頬に思い切り鷹岡の拳がヒットする。
血を吐き捨て、すかさず反撃をするお兄ちゃん。
烏丸『いくら赤羽君が戦闘に長けているとはいえ、相手はつい最近まで精鋭部隊にいた男だ。敵わない。』
カエデ『そんな…じゃあどうすれば。』
コロ『にゅぅ…。』
お兄ちゃんが何発も鷹岡先生の蹴りやパンチを食らう。
だめだ…。お兄ちゃんの攻撃も当たってるけど、中学生の力じゃそこまで効いてない。
今はまだ触手は出せない…。けど、このままじゃお兄ちゃんが…死んじゃう……。
『鷹岡先生!お願いです!私はどうなっても構いません!だから、お兄ちゃんとみんなのことは解放して下さい。
お願いします…。』
鷹岡『見たか?可愛い妹が自分と引き換えに助けてくれるとよ。だらしない兄貴だなぁ。』
カルマ『まぁ、俺は死んでもまぁを守るよ。だから、心配しないで。』
そう言って私を優しく見つめたお兄ちゃんは、次の瞬間、自分のベルトを外し鷹岡先生の顔面に思い切り振り下ろした。
鷹岡『うわぁ!目が…。』
その隙にお兄ちゃんは鷹岡先生の顔や身体に何発も拳を振り上げる。
やがてグッタリした鷹岡先生を見て、お兄ちゃんがこちらに歩いてくる。
『お兄ちゃん…。』