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【暗殺教室】俺の妹。

第20章 伏せ魔の時間


カルマ『まぁ、無事で良かった。』


と、その時。私たちの背後で何かが爆発する。

それは、みんなの治療薬の入ったスーツケースと、檻の中に入れられたみんな近くからだ。


みんなのいた檻は、ヘリポートへと繋がっていたコンクリートの道が倒れ、こちら側の様子が見れない状態になっている。



烏丸『こっちは全員無事だ!赤羽君、大丈夫か?』


カルマ『治療薬が…。』


鷹岡『調子に乗ってんじゃねーぞ!ガキがぁぁ!』


そう言ってお兄ちゃんに近づいた鷹岡先生の手からガスが噴射される。


カルマ『しまった…。何だ、これ。目が霞んで…。』


鷹岡『これは、だんだん目が霞んで30分は何も見えなくなる。だが安心しろ。30分経てば元に戻る。失明させたらせっかくの俺とまぁのショーが見れなくなるからな。さ、こっからは俺の番だ。』


バコン!

お兄ちゃんは避けれずに殴られる。


『お兄ちゃん!』


カルマ『まぁ…今、助けるから…。』


鷹岡『こんな状況でまだ寝ぼけた事抜かすとはな。だが、良い余興だ。こんなけ助けたい妹を、お前は何もできずに俺に犯される様を見せつけられるんだもんな。』



目が…もうほとんど見えない。


『………さない。』

鷹岡『ア〝?何か言ったか?』


『許さない!!!』


バコォン!!ドゴッ!バキッ…バコッ…。



ほとんど見えない視界の中、誰かが俺の前に立ち、何かで鷹岡を殴っている…気がした。



烏丸『大丈夫か?二人共!!』


だんだん視界がクリアになってきた。


カルマ『まぁ!』


烏丸『彼女も無事だ。首輪も手錠も外した。』


カルマ『よかった…。』


一体最後に見たのは誰だったんだ?

気のせいか?


鷹岡は烏丸先生の連絡で、拘束されヘリで護送されて行った。

その後現れた殺し屋たちにより、みんなのかかったウイルスは食中毒を改良したもので、後2、3時間は猛威を振るうが、その後は急速に沈静化する事が分かった。

私たちの南の島旅行はこうして幕を閉じた。



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