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【暗殺教室】俺の妹。

第20章 伏せ魔の時間


銃使い『くそッ!訳が分からんくなった。だが千葉とかいうやつが動いていない。』

コロ『では、今から速水さん、千葉君。君たちのタイミングで打ちなさい。ただし、殺す事は許しません。
君たちならそれ以外の方法でできるはずです。

最後に、先生から君たち2人にアドバイスをしましょう。
君たちは2人とも表情をあまり出さない事が多い。それ故に誤解を招くこともあったでしょう。また、先程の先生の暗殺で自信を無くしている事でしょう。

けれど安心して下さい。君たちは1人じゃない。同じ境遇を乗り越えてきた仲間がいる。
もし失敗したとしても、銃も人もシャッフルします。

安心して狙って下さい。』



みんなが先生の言葉に頷いた。


パンッ…。

銃使い『外したな…。』

ガコォン…。

パンッ…。銃使いの銃が手から弾き飛ばされる。

銃使いの背後にあったセットが見事命中し、直撃する。


みんな『やったーーー!!!』



おそらく敵はあと一人…。私たちを脅した犯人だけだろう……。


私たちは最上階に繋がる廊下を歩く。






パソコンの画面を一心不乱に見る男の後ろ姿。

その傍らには治療薬が入っているだろう小型のスーツケースに爆弾が取りつけられている。


私たちが音もなく近づく…。


男『あぁ〜あ、俺は悲しいよ。まぁ…。』



『その声は…やっぱり…。』


あの頃とは比べモノにならない邪気をはらんだ鷹岡先生が振り向く。

鷹岡『さ、治療薬を爆破されたくなかったら俺の言う事に従え。』

そう言いながら爆弾のボタンをチラつかせる。


鷹岡『じゃあさっそく、まぁ、こっちに来い!両手を上げてな。』


カルマ『まぁ!』


『大丈夫だよ。お兄ちゃん。今はいう事聞こう。』


そう言って鷹岡の前まで歩いて行ったまぁの首には鎖がつけられた首輪と、手には手錠がかけられた。

そのまま私たちは屋上のヘリポートまで歩かされた。



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