第14章 カルマの時間
6時間目ー。小テスト中。
プニョン…プニョン…プニョン。
前原『何やってんだ?あれ…。』
片岡『壁パンじゃない?』
前原『カルマにおちょくられて腹立ってんのか。』
岡野『あぁ〜!プニョンプニョンうるさい!今小テスト中でしょ!』
コロ『失礼しました!』
寺坂『おい、カルマ!あの怪物怒らせていけんのかぁ?』
村松『またおうちにこもっちゃうんじゃねーの?』
カルマ『ビビってチビっちゃった誰かさんとは違うからねぇ!』
寺坂『チビってねーわ!』
お兄ちゃん…また良からぬ目をしてる…。
カルマ『あっ!俺もうテスト終わったからジェラート食って待ってるよ!』
コロ『それ先生のジェラート!』
クラス全員(お前のかよ!!)
カルマ『ムカついたから殴る?』
コロ『殴りません!残りを先生が舐めるだけです!』
ピチャッ…!
お兄ちゃんに近づいたコロ先生の足が溶ける。
カルマ『まーた引っかかった!何度でもこうゆう手使うよ?』
そう言って二枚の小テストをコロ先生に渡し、
『多分全問正解。じゃ、俺たち早退しまーす!明日もやるよ!』
そう言って隣の席の私の手を引いて教室を出る。