第43章 サプライズバースデーの時間。
俺たちはまぁとコロ先生の戦闘に近づく。
体液を吐き、ズタボロのコロ先生が必死にまぁに問いかけている。
コロ『まぁさん、あなたに命を捧げる事に何も異論はない。ですが、まぁさん。それは、きちんと君の意思で叶えてほしい。
今のまぁさんは、ただ怒りや憎しみに支配されている。』
「コロ先生、先生を殺せれば何だっていいの!私に攻撃されっぱで反撃しないなんて…。
ナメられてるね。私…。」
カルマ『まぁ、俺が相手するよ。』
「あっ!お兄ちゃん!って呼んだらいいのかな…?
あのさ、私の邪魔をするの、いつもあなただよね…。
今度はほんとに殺すよ?」
コロ『いけません。カルマ君…。』
柳沢『さぁ、まぁ、さっさと殺せ!俺の最高の技術をお前に与えてやった恩を今返せ!!』
「…そうだね。じゃあまずは邪魔者から消えてもらうよ。」
カルマ『クッ…。』
まぁが触手を使い赤く、黒い雷を帯びたエネルギー弾を作り出す。
コロ『まぁさん!!!』
ズドォォォォン!!
その球はカルマとコロ先生の背後にいた柳沢に向かって飛んでいく。
柳沢『うそ…だろ…。
このままバリアにぶつかれば今、俺の身体の臓器や神経は触手と繋がって…ヤバイ!!!』
プシュ…。
柳沢がバリアの外に弾き飛ばされた。