第43章 サプライズバースデーの時間。
柳沢『さぁ…お前たちはどうする?
もはやまぁにとってはお前らクラスメイトさえゴミ同然だ。
邪魔するようなら容赦はしない。
が、お前らにもチャンスをやろう。』
そう言って箱に入っていた対先生用ナイフが人数分投げられる。
ひなの『これ…。』
柳沢『お前らのだぁい好きなコロ先生を殺るか、大事なクラスメイトを殺るか選ばせてやる。
ま、どちらにしろ日付けが変わる頃になればどっちもレーザーで死ぬんだがな!あははは!』
ひなの『いつも…いつも自分は安全なところから…!まぁを返して!!』
柳沢『…そう思うか?』
柳沢は先程まぁに打った注射器と同じ物を自分にも打つ。
杉野『おい…あれって…。』
柳沢『あぁ、そうだ。ヤツに復讐さえできるならもう命などどうでも良い。さぁ、最高の誕生日にしよう。』
そう言ってまぁの攻撃に合わせ、コロ先生の体が一瞬硬直する特殊な光を当て、自らも参戦する。
前原『どうすんだよ…。まぁを止めないと命が…。』
カルマ『本当に、もうまぁの感情は残ってないのかな…。』
ひなの『どういう…意味?』
カルマ『前回もだけど、完全に記憶を失ったって柳沢は言ってたけど、まぁは記憶を取り戻した。
その前だって、同じ感情を殺す薬を打たれながらも俺を守ろうとしてくれた。
望みはそこにある…。まぁならきっと…。その間にどうにかコロ先生に触手を抜いてもらう。』