第43章 サプライズバースデーの時間。
「さ、うるさいハエはいなくなった。続けよっか。コロ先生。」
コロ『…………。』
カルマ『まぁ、戻ってきて…。』
「まだそんな事言ってるの?もう私の中にはあなたの知る私はいないって言ってるじゃん。
はぁ…。やっぱりあなたから先に殺すよ…。
さよなら…お兄ちゃん…。」
まぁの触手がカルマに伸びる。
コロ『まぁさん…』
コロ先生が自分の触手を伸ばすが、弱った身体とまぁのスピードに追いつけない…。
一瞬の出来事だった…。
グサッ………。
ドク…ドク…ドク…と真っ赤な血が溢れる。
カルマ『まぁ………。どうして………』
まぁが俺に触手を突き刺す瞬間、まぁの瞳の色が桃色に変わる。
『カルマ…愛してる…さよなら…。』
俺が持っていた対先生用ナイフを奪い取り、自身の心臓に突き刺した。
まぁのカラダは俺にもたれかかるように静かに倒れた………。
カルマ『まぁ……まぁ…頼むよ…。返事…してよ…。』
ひなの『そ…んな……。』
桃花『まぁが……。』
前原『まぁちゃん…目、開けてやれよ…。カルマに声…聞かせてやってよ…。』
コロ『…まぁ…さん…』
誰もが声にならない声をだし、立ち尽くす。