第43章 サプライズバースデーの時間。
柳沢『君たちは蜂に刺されたことはあるかい?
一度蜂に刺されると身体の中に抗体ができる。そして、二度目に刺されると、身体が毒をやっつけようと過剰反応を起こし、死に至ることもある。
いわいるアナキラフィシーショックというやつさ。
触手も一緒でねぇ。次は神経や臓器にも行き渡るよう改良してある。
つまり身体能力、速さ、共にコロ先生の倍になる。
だが、その分人間の身体には相当な負担がかかる。
触手を抜かない限り、彼女は数時間から数日で死ぬ。
さぁ、サプライズの始まりだ…。』
柳沢の手に触手のタネが入った注射器が握られ、まぁの首筋に刺さる。
コロ『やめなさい!!!』
カルマ『やめろ!!』
ドクン…ドクン……ドクン…。
身体が…熱い…。
意識が………。
カルマ『まぁ!!!』
「あは…ははは…。」
閉じていたまぁの瞳は血の色に染まっている。
「はぁ〜。2ヶ月ぶり。コロ先生!」
コロ『あなたは…。まぁさんであってまぁさんではありませんね…。』
「そうね…。私はこの子の怒りや憎しみの人格。
あなたたちの知ってるこの子は、もう消えたよ。さぁ、コロ先生。さいっこうのバースデープレゼントをあげる!
死っていう名のね!」
まぁがコロ先生に猛攻撃をしかける。
前原『前と全然違う…。』
磯貝『圧倒的にコロ先生が押されている…。』