第39章 私たちは…。
まぁの左足が、カルマの握っていたペイントナイフを蹴り飛ばす。
そして、まぁがカルマに飛びかかり、馬乗りになる。
カルマ『……騙したのか。けど、力じゃ負けないよ。』
両手でナイフを押し当てようとするまぁの手首を掴み、カルマがまぁの動きを封じる。
『あきらめが悪いなぁ…カルマは…。』
カルマ『ビッチ先生に指導でも受けてたのかな…?まんまと騙されたよ。
帰ってから覚悟しときなよ…?』
お互いの力比べがはじまる…。
くっ…いくら有利な態勢でも、カルマの力は男2人がかかりでも抑えるのがやっと…。
このままじゃ……。もたない…。
『ねぇ…カルマ………。まぁにヤらせて?』
顔を赤らめ、艶っぽく懇願するまぁに、言葉の意味を一瞬取り違えてしまう…。
カルマ『……。そんな可愛い顔したってダメだよ…。帰ってからなら存分にベッドの上でさせてあげるよ。』
『うっ…。ナイフもないんだから、あきらめて!!』
私はカルマに抑えられる手を、渾身の力でナイフを降ろしそうとする。
すると…。
今まで押し返されていたナイフを握る腕が、カルマの右側の地面に引っ張られ、地面にナイフがめり込む。
と同時に、身体が反転させられ、私の背中が地面に着き、カルマが私を見下ろしている。
カルマ『形成逆転だね…。』
すると、私の首元に顔をうずめ、舐めはじめる。
『ちょっ!ちょっと!カルマ!ダメ……あんっ…みんなが…アァン……見て……。』
E組(あいつら…何やってんだよ………。)