第39章 私たちは…。
カルマ『けどさ、もう正体バレちゃったし、俺に勝てるとでも思ってるの?
力も技術も俺の方が上だって分かってるでしょ?』
そう言いながらまぁに近づくカルマ。
『それは試してみないと分からないよね。』
カルマ『なら、ねじ伏せてあげるよ…まぁ…。』
カルマが私にナイフをふるう…。
私はすかさずナイフを避ける。
カルマのナイフ術は確かにすごい…けど、元触手持ちの私の動体視力の前では余裕でかわせちゃうんだよね…。
カルマ『チッ……。こんな動けるなんて、知らなかったよ。察するに、触手の時の動体視力が残ってるってことか…。けど、避けてるだけじゃいつまでたっても勝てないよ!』
私は避けながら考える…。唯一、カルマに勝てる方法…。
が、カルマのナイフが大きく右に振られた瞬間、バランスを崩し、ギリギリかわした瞬間、足をひねる…。
『痛っ………。』
カルマ『今、左足捻ったよね…。もうその足じゃ攻撃はかわせない。あきらめて降参しなよ。まぁ。』
『降参なんてするわけないじゃん!』
カルマ『なら、仕方ない。ペイントをつけて終わりだよ。』
カルマがナイフを持ちまぁに近づく。しゃがみこむまぁにゆっくりナイフを当てようとした瞬間…。