第34章 その日は突然に。
まぁが地面に足を着き、燃え盛る触手を振るう。
カルマ『コロ先生、頼む。一瞬でいい。まぁの動き、止めてほしい!一瞬、まぁの気をそらせる!その隙に頼むよ。』
コロ『分かりました。』
またもやまぁが空高く舞い、コロ先生目がけて触手を振るう。
『パパとママの仇!許さない!!』
その時…。
パンッ…パンッ…。速水、千葉の撃った対先生ビービー弾2発が同時にあえてまぁの触手ギリギリを狙う。
一瞬それに気を取られるまぁ。そこに、コロ先生の触手が巻きつく。荒れ狂う触手とまぁの身体を何とか抑えつけるコロ先生。
カルマ『まぁ、戻っておいで。』
まぁを優しく…強く抱きしめ、キスをする。
舌で唇を開き、まぁの舌を見つけると絡み付け、吸い付き、離さない。
『ンンッ!!!ンンッ!!…ンンッ!!』
いまだ暴れるまぁをカルマは絶対に離さない。
10ヒット…20ヒット…
まぁの瞳の色が桃色になっていく。
25ヒット…30ヒット…
力が抜けると共に意識を失うまぁ。
前原『やったのか…?』
コロ『今から触手を抜きます。ですが、まぁさん自身の記憶が戻るかは別の話です。
あくまで今は、カルマ君の殺意を殺す技がまぁさんの殺意を一時的に消しただけ。
彼女の憎しみはまだ心にある。触手がなくとも、復讐をやめるかどうかは彼女次第です。』
桃花『そんな…。』
コロ先生により、まぁの触手は無事とりのぞかれた。