第34章 その日は突然に。
俺は気絶したまぁをそっと抱える、
カルマ『みんな、まぁの事は俺に任せてほしい…。』
コロ『…それが一番いいかもしれませんねぇ。』
俺はそのまま家にまぁを連れて帰り、ベッドへ寝かせる。
何日ぶりだろう…。まぁがこの家に戻ってきたのは…。
一番近くにいた俺が…何で気づいてあげれなかったんだ…。
『うっ…。ここは…。』
カルマ『まぁ、目が覚めた?』
バサッ!
俺を見てすぐにまぁは布団をめくり警戒態勢に入る。
『来ないで!あなた誰なの?!あいつは…?どこにいるの?!』
カルマ『ここは俺とまぁの家。俺たちは血の繋がらない兄弟。
で、コロ先生は学校にいるよ。』
『なら、早く学校へ連れてって!!』
カルマ『……。まぁの体調が戻ってからね。』
『うるさい!連れてけって言ってるの!』
まぁが俺に飛びかかる。
が、俺はあっさりまぁを拘束する。
『離して!!』
ジタバタもがくまぁにそっと囁く。
カルマ『俺にすら勝てないんじゃ、触手がなくなった今、コロ先生には指一本落とせないよ?』
『チッ…』
カルマ『俺、体調が良くなったら学校連れてくって言ってんだから今は大人しく自分の事だけ考えてよ?ね!』
『…………。約束、だからね?』
カルマ『あぁ、約束だ。』