第25章 アルバイトの時間
男性A『ねぇ、まぁちゃん、彼氏いんの?』
料理を運ぶ私に常連客の男性が聞いてくる。
『秘密です!』営業スマイルで返す私に常連客の男性は、
男性A『なかなかやるねぇ〜!店長、やっぱ俺まぁちゃんに惚れちゃったわぁ〜』
店長『はいはい。あんま絡まないでくれよ。』
そのやり取りを見る俺は頼んだ季節のクリームパフェを食べながらまぁを見る。
まぁは俺のものなのに…。俺のものって言えないのが悔しい…。
カランカラン…。
『いらっしゃいませ!何名様で………。浅野…君。』
学秀『ここで何をしている?まぁ…。』
前原『浅野…。お前なんでここに。』
カルマ『…………。』
学秀『僕はまぁに聞いている。なぜ、こんなところでアルバイトをしている?お前たちも知っていて黙っていたなら同罪だ。うちの学校はアルバイトは禁止のはずだが?』
『…………。』
渚『待って!浅野君。まぁは…。』
『渚、自分で言う。
浅野君…、ごめんなさい。自分のお小遣いが欲しかったの。どんな罰でも受ける。何でも言う事聞く!
だから、みんなは関係ない!お願い。許して。』
カルマ『まぁ…。』
浅野『ほう…。なら、僕のモノになれ。と言ったらなるのか?』
カルマ『浅野君、さすがにそれはないんじゃない?あまりにも話が飛躍してるし、個人的な意見すぎるよね?』
学秀『ま、それは冗談だ。
ただし…。次の中間で僕に一教科でも勝てなければ、まぁ、お前はA組に戻れ。それが条件だ。』