第25章 アルバイトの時間
そう言って浅野君はカフェを去って行った。
カルマ『まぁ…。』
『磯貝君には言わないで。あと、お兄ちゃん…。勉強、苦手な数学と英語、教えて!』
カルマ『分かった。前原、渚君。そういうことだから磯貝には黙っててね。
あと、店長さんと常連さんたちも。』
みんな気まづそうに頷く。
が、スイートハニートーストを頬張る丸顔の教師だけはニヤニヤしながらこの光景を見ているのであった。
コロ『先生、腕が鳴りますねぇ〜!』
前原『いつからいたんだよ…。』
コロ『みなさんが来る前からです。まぁさん、先生もお手伝いしますよ!ヌルフフフフ。』
『うん…。ありがとう。』
こうして無事に復活した磯貝君と交代で私のアルバイトは終わった。