第3章 消せない記憶。
「そんなぁ。。。」
納得できないといいつつ、
ここまでみんなに反対されてはどうしようもないといわんばかりに
肩をおとす。
「すまんはる許せ。」
「クックックッ俺は別に大丈夫だったぞ。毒はある程度
慣れてる」
「私ははる様のご飯。。。食べられましたよ!」
「…………食べられるたべられない問題じゃない」
みんなの反応によっぽど
まずかったんだろうと推察できる。
じゃあ、私は何をお手伝いしようか。。。と
思った矢先
「じゃあひなさん、私の代わりに政宗手伝って
あげてください。」
「へ?わたし??」
さっきまで涙目だったはるが笑って
私に頼んだ。
「だって、ひなさん、ほんとに手先器用なんですよ!
絶対料理美味しいはずです!!
私たちの時代のものとか作ったりできますか?!」
キラキラした目で私を見る。
そりゃ料理は好きだけど。。。
しかも政宗に教えてもらって余計に好きになったけど。、。
うー。。。
答えあぐねていると信長様が私をみていった。
「まずい料理は食べたくないから断ってもいいんだぞ。」
!!
いや、料理は得意ですよ?
でも、政宗とやるというのがなんというか。。。
「そうだ、人には向き不向きがある」
「クックックッ俺はなんでも食えたらいいがな。」
「………下剤でも準備しといた方がいいかな。」
「ひな様の料理が例えまずくても私は残さず。。」
いやいや、なぜ私がはると同じく料理が下手と
勝手に決めつけてるんだこいつらは。
腹が立ってきてと同時に口が動いていた。
「お手伝いさせていただきます。」
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