第1章 1.プロローグ
「いやっ!!!!」
自分の声で目が覚める。
悪い夢を見ていたような。
頬を一筋の涙が濡らす。
そこは病室のベットの上のようだった。
「先生!!!」
近くの看護師らしき人が
先生を呼びに走っていった。
話を聞くと、私は河原近くの石碑の前で
煤汚れた状態で倒れていたんだそう。
たまたま早朝ランニングをしていた学生が見つけ
119番してくれたんだとか。
「あの。。。。今はいつですか??」
「ん??そうか、記憶が混濁しているのかな。
今日は2017年3月18日だよ。」
「ーーーーっ!!」
やっぱり現代に戻ってきてしまった。。。
頭でわかっていても、改めて聞くと胸が締め付けられる。