第17章 知らせ。
そのあとどうやって自分の部屋に帰ったのか
よく覚えていない。
気づいたら自分の部屋で
政宗のくれた蒼い首飾りを
かかげていた。
ーーーーー
もし、もしも、
はるが政宗と出会う前に
私が政宗と出会ったら
また世界は変わるのだろうかーー。
あなたにもう一度
抱きしめてもらえるのだろうかーーー。
その蒼い瞳に
私を映してくれるのだろうかーーーー。
過去に戻っても
『ずっと待ってるーーー』
そう私にいってくれたあなたはやっぱりいない。
でももう一度そのあなたに会えるのかな。
例え結ばれなくても
こんな風な別れ方じゃないのかなーー。
運命だと思った愛は
こんなにも簡単に消えてしまってーーー。
行き場のないこの思いに
終止符を打てるのかなーーーー。
『後悔しないように生きる』
あなたの生きざまに習うのなら、
あなただったらどうしますか。。
ねぇ、政宗。
答えてよ。
ずっと待ってるっていったくせに。
約束やぶったんだから、
これくらい答えてよーーーー。