第17章 知らせ。
「!!!!!!」
「私と佐助くんがきたときより少し前??」
はるが佐助に聞き返しているのが
はるか向こうで話しているように聞こえた。
はると佐助が来た時より前ーーー。
政宗とはるが出会う前ーーーーー。
「……さん?ひなさん??」
はるに呼び掛けられていることに気づく。
「あっ、ごめんなさい。
急に言われて頭の整理がつかなくて。」
「そうだよね。。
戻れるかもしれなかったのに。。」
はるが残念そうにいう。
「それでいつどこに現れるのもきっと計算で
わかったのよね?」
できるだけ平静を装って聞く。
「あぁ。一週間後
今見えてるあの山の麓付近だ。」
「一週間後。。。私と政宗の祝言の前日だ。」
はるがつぶやく。
「うん。恐らく僕も呼ばれてるけど前日って宴があるよね。」
「そう、祝言は着物だけどその宴で
このドレスを着ようと思ってて。。。」
「まぁみんなそこにいるわけだし、
何かあったらなんとかなるだろうしね。
なんにせよ、近寄らなければ問題ないだろうし。
心配ないとは思うけど、たまにこのタイムホールが
移動することもあるから知らせておこうかと思って。」
「そうだね!気を付けないとですね!!!
ひなさん!!」
「えっ、あっうん!そうだね。」
急に同意を求められ、急いで答える。
ただもう頭はぐるぐる回ってて、
正直それどころじゃなかった。。、