第17章 知らせ。
小次郎のゴタゴタがあって
しばらく。
結局小次郎達は見つからず、
どこにいったか噂すら入ってこなかった。
裏に精通しているという
光秀さんもわからなかったのだから
本当にわからないんだろう。
いや、、、
報告してるとき少し笑ってたから
もしかしたら知ってても
特に害がないと判断したのか。
政宗はしばらくは家来総出で探していたが
そればかりしてもいられず
今回の処分として
元々勘当していたのを七代先まで勘当と言う形で
落ち着かせた。
七代先まで呪ってやる!!
とかなんかよく聞くけど、
勘当が七代まで及ぶっていうことが
どれだけ大きな事かは現代からきた私にはわからなかった。
それでも何より、
政宗が身内を手にかけずにすんだことが
何より嬉しかった。
なんにせよ、また日常が訪れていた。
政宗とはあれ以来結局バタバタしていて
話せていない。
まぁ恋人でもなんでもない私より、
もうまもなく祝言をあげるはるとの
準備の方が大事なのは仕方ないのだけれど。。。
考えてまた暗くなる。
そういえば、あのとき小次郎に
何か言われてたみたいだけど
何言われてたんだろう。。。
少し様子が気になったけれど、
そもそも話す時間がない上に
その話をすると、私が小次郎とキスしたことが
何かしらに話題に上がりそうで
避けてしまっていた。
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ーー
ー
『あいつの仕方覚えるより
俺の口づけのやり方覚えとけ。』
!!!!
「ふひゃっ!!!」
思わずあのときの光景と
唇の感触を思いだし声をあげてしまった。