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【イケメン戦国】蒼い瞳の向こう側

第12章 懺悔。






身体がだるいーーー。


無の暗闇から
瞼を無理矢理開けようとするものの
目が縫い付けられたように重くて。

それでも必死にもがく。


目がマジックテープでもはってあるように
ビリビリしながらあける。




目の前には天井の木目が見えた。



寝てる???

生きてる???

よくわからない。


と、なにかがあく音がする。


「ひなさん?!」


私の名前を呼ぶ声のあと
バタバタと遠ざかる足音。


あぁ、デジャブかなと思う。
そのあと誰かの足尾とが近づき誰かが
部屋に入ってくる気配がする。


「ひな??」


綺麗な声。

と思った瞬間
整った顔が私の視界に入る。


『いえ。。やす。。、』


口は動かしてるけど声がでない。
でもそれを見て家康が答える。


「そう、俺だよ。ひな。」

優しい声が私の耳に届き思わず涙が出る。
綺麗な親指で私の涙をふく家康。


「よく頑張ったね。ほんとに。。。よく。。頑張った」


そういいながら私の頭を撫でる。
身体を起こそうと右手を動かすと
ズキンっと鈍い痛みが全身をかけめぐる。


『っーーー。』


「動かさないで。傷がまた開く。」


家康が顔をしかめた私にいう。

そっか、、、私あの御殿でーーー。


思い出しただけでゾクッとした。
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