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【イケメン戦国】蒼い瞳の向こう側

第11章 策略。





なんともあっけない戦国時代の終わりだ。
きっと、わたしがあの時、
はるを置いていこうとしたから、
死を願ってしまったから
バチが当たったんだーー。

もう一度、
例え政宗が違う人に恋をしていても
会えるだけでも奇跡だったのに、
多くを望んでしまった私への罰ーーー。


右腕からは相変わらず血が流れ
だんだんと意識が朦朧としてくる。

焼け死ぬなら火葬場にいかなくても
大丈夫かなーーーなんて場違いな事を思いながら。


信長様申し訳ありません。。。
あなたの為に生きていられませんでした。

家康、ごめんね?
やっぱり私は最低の人間だったよーー。
家康に八つ当たりする前に終っちゃった。


最後に政宗、あなたに抱きしめてほしかったーーー。
あなたに愛してほしかったーーー。

首飾りにそっと触れ天を仰ぐ。


薄れゆく意識の中
ガラッと光が広がり、


「ひな!!」

「ま、、、さ、むね??」

あー神様が最後にあわせてくれたんだなぁ。。。
政宗が私を抱える

「会いたかっ、。。。。」

動く左手で
政宗の頬をそっと触ってーーー。



私は完全に意識を手放したーーーー。

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