• テキストサイズ

【イケメン戦国】蒼い瞳の向こう側

第11章 策略。




「でも、ひなさんを。。」

この期におよんでまだ私を心配するはる。
そのとき、ふと思い出す。
あの食料庫。。
抜けると炊事場。
たしか炊事場はそのまま裏口に続いてるはず。

幸いにも天井の崩れ落ちた廊下をすこし戻ると
あの食料庫のある廊下がある。

どうなってるかなんてわからない。
そこから火の手があがってるかもしれない。
そもそも、あくまで食料庫があったのは
私の一回目のタイムスリップの時だ。
歴史が変わってそんなものないかもわからない。

でもーーー。

「食料庫!!!」

「へ?!」

「食料庫からいくから!!!」

その声を聞いて、唯さんが驚いた表情をする。
その顔の意味はわからない。
そんなものないという顔なのか、
なぜあなたが知ってるのかという顔なのか。

そんなこといってられない。
そもそもここにいたって、本当に二人も危ない。
私は踵をかえし、
その場を離れる。

「ひなさん!」

まだ叫ぶはる

「私を助けたかったらはるが助けを呼びにいって!」

振り返り様叫ぶ。
はるが唯さんに引っ張られているのを見て
廊下を曲がった。
/ 214ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp