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【イケメン戦国】蒼い瞳の向こう側

第11章 策略。





「こけるなよ」

「こけないよ。あぁっ!」

「ほら、こーなるだろ。」

「ごめんー。。。」


目の前で、繰り広げられる
ただの会話なのにハートが一杯とんでそうな二人をみて
盛大なため息をつく。


そんなチョメチョメは二人で勝手にやってくれ。。。
心の底から思う。。。


「なんだ家康みたいな盛大なため息をついて。」

政宗がこっちに振り替えって言う。
あなた達のせいですが?と突っ込みたい衝動を押さえ言う。

「え?まぁ緊張しちゃって?」

「そうか、まぁ何かあったら俺がどうにかしてやるから
 安心してな。」

「!!うっうん。ありがとう。」


そうやってポンポンとくさい台詞を言えちゃう政宗が
ほんとにすごい。
悔しいけどまたドキっとさせられてしまった。


今日はあの軍義で決まった
謀反を企てている可能性のある大名の御殿に
改めて顔見せをしにいく日だった。

同盟を結ぶ代わりに私をほしいらしいけど、
正直私なんてもらっても対したサービスもできないから
完全織田ゆかりの姫だからってことなんだろうけど。

結果それがきっかけで信長様を怒らしてるんだから
ふんだりけったりだろうななんて思いつつ。


光秀さん曰く完全に黒ではないので
その真意を確かめにいくんだとか。
でももしこれで白だったら
そのまま私もらわれるんだろうか。

でもまぁそれはそれでいいか。
なんて思いつつ、道をすすむ。

そしてなぜ目の前に政宗とはるがいるかというと、
この大名、政宗と懇意にしているそうだ。
小さい頃よく遊んだと言う奥州の姫が嫁いだ先で
政宗が安土召集されてから
何度も訪れている。
はると恋仲になってからは
一緒に連れていっていたんだとか。

今回はその関係で
二人とあとは
信長様と光秀さんと一緒に少人数で向かうことになった。
光秀さん曰く、
油断させるためなんだそう。

あの花見であったことがあるということだったけど
今だ顔を思い出せない。
そもそも奥さんいるってことは
私顔も思い出せない人の側室で一生を終えるかもしれないんだと
思うとこれまた切なくなった。

信長様はやる気はないといってたけど。、。

と、もんもんと考えていると御殿が見えた。
そして、それを見た途端思い出す。





ここ、政宗に連れてってもらったとこだ。




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