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蒼い月

第12章 教師と全力の絆


「フェリ、今のは一体...?」
「Z技っていって、アローラに伝わっている技なの。今のはブレイジングソウルビートって言って、ジャラランガ専用のZ技なんだよ」
「そのブレスレットみたいなのは?」
「これはZリング。こっちはZクリスタル。この2つとトレーナーとポケモンとの絆があって初めて成功するの。ちなみに、一回のバトルで一度だけしか発動出来ないの」
「なんかメガ進化みたいだな」
「特殊な石と絆が必要っていう点は同じね」
「世界にはまだまだ俺達の知らないことがいっぱいあるんだなぁ~」
「そうだね~」

ほのぼのする生徒達。しかし、ほのぼのどころかイライラしている人物がいた。

「ふざけるな!」

藤沢が怒鳴った。

「なんだ今のは!?反則だろ!」
「反則じゃないですよ。ポケモンリーグの公式ルールでも、Z技の使用はOKって言ってますし」
「Z技って何なんだ!聞いたことないぞ!」
「アローラに伝わる技ですよ...Z技について何も知らずに、よく教師の役目が勤まりますね」

更に煽ってくるフェリシアに藤沢は更にキレた。

「うるさい!女風情が偉そうな口聞きやがって!だいたい、そのZリングとか言うやつも、父親のコネじゃないのか?!」
「Zリング、及びZクリスタルはアローラの大試練をクリアしないと貰えませんし、実際に試練を受けないと、Z技の発動すら出来ません...それに、」








「その女風情に負けたのは、どこの誰ですか?」








「...ぃ、」
「?」
「うるさいうるさいうるさいうるさい!」
「?!」

すっかり目の座った藤沢がフェリシアに襲いかかってきたが、

「そんな単調な攻撃、すぐ見切られますよ」


ドカッ


襲いかかってきた藤沢の腹に一撃入れると、藤沢はその場に倒れ、動かなくなった。

「...フェリ、」
「大丈夫。気を失ってるだけ」

フェリシアは気を失ってる藤沢を見下ろした。

「...エース、もうでてきていいよ」

虚空に向かって話しかけるフェリシア。
すると、

「ティニ~!」(終わった~!)

空中から突然現れたのはなんと首に水色のスカーフを巻いたビクティニ。よく見ると、ビデオカメラのような物を持っている。
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