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蒼い月

第8章 達人VSメガ進化


「メタグロス、まだいけるか?」
「メ、メタァ...」(あぁ、何とか...)

柳の声に答えるメタグロス。しかしいくら防御も特防も高いとはいえ、ダメージは計り知れない。

「一矢報いるぞ、アームハンマー!」
「ドラゴンテール!」

アームハンマーとドラゴンテールがぶつかり合い、辺りに衝撃が走る。

「(これで一歩後ろに引きギャラドスの体勢を崩し、攻撃すれば此方の転機になる確率98%!)メタグロス、後ろに引け!雷パンチだ!」
「しまった!」

焦るフェリシア。体勢を崩し、フィールドに倒れたポセイドンに向かってメタグロスが動こうとした瞬間だった。

「メ、メタァ...?!」

メタグロスの身体に電気が走り、動きが止まってしまったのだ。

「しまった、麻痺か?!」

何と運が良いのか悪いのか、先程の雷のせいでメタグロスは麻痺状態になっていたらしい。雷パンチを発動出来ず、一瞬怯んでしまった。
このチャンスをフェリシアが見逃す訳がない。

「チャンスだポッセ、もう一度ぶん回す!ついでに火炎放射!」

麻痺して動けないメタグロスをしっぽで捕らえると、ポセイドンはまた思い切りぶん回し始め火炎放射を浴びせた。メタグロスをぶん回しているせいでフィールドの土や砂が巻き上げられ、小さな砂嵐を巻き起こしている。

「(これで抜け出せないと後がない)持ちこたえろメタグロス、ラスターカノン!」

炎を突き破って鋼色の光線がポセイドンに向かって放たれた。しっぽの拘束が緩みメタグロスは何とか脱出出来たが、もうふらふらで立っているのも覚束無い状態だ。

「(あの状態になってもまだ戦闘不能にならないなんて...本当によく育てられてるね...でも)チェックメート、ポセイドン、破壊光線!」
「迎え撃て!此方も破壊光線だ!」

禍禍しい程のエネルギー波が互いの口から発射され、そして、


ちゅどーん!


フィールドの中央で爆発した。
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