• テキストサイズ

蒼い月

第8章 達人VSメガ進化


「捕まえてぶん回す!」
「何?!」

ポセイドンはギリギリまでメタグロスを引き付け、尻尾で捕まえると思いっきりぶん回し始めた。さらに、

「そのままフィールドに叩きつけて!」

エスパータイプのメタグロスにタイプ不一致とはいえ、悪タイプ技は少し痛いだろう。さらに遠心力を利用して叩きつけられ、フィールドに大きなヒビが入った。

「まさか誘い込まれていたとは...だが、まだ半分の力しか出していないのだろう?俺達に見せてくれないか?」

挑発するように薄く笑う柳。

「えぇ勿論。そのつもりで今日は来たんだから...ポッセ、行くよ!」
「ギャッ!」(うん!)

「私達の絆、光輝け、進化を超えて!」

ミルフィーの時と同じように、フェリシアのキーストーンとポセイドンのメガストーンから発生した光がギャラドスを包み込む。

「ポセイドン、メガ進化!」
「ギャァァァァァァア!」

光が弾けると、そこにいたのはメガ進化したポセイドン。凶暴さが更に増したような姿に、会場からはどよめきの声が上がった。

「これが...」
「メガギャラドス...」
「すげぇ...」

レギュラー陣も驚きを隠せないようだ。

「メガ進化したとて、俺達が勝つ確率は変わらない!メタグロス、高速移動から思念の頭突き!」
「(あーこれは...)ポッセ、受け止めて」

思念の頭突きを受け止める、というかもろに受けるポセイドン。しかし、何ともないと言うような顔をしている。

「何故...?っ、まさか!」
「さっきパパから習わなかった?メガ進化するとタイプが変わるポケモンもいるって」
「メガギャラドスは水、悪タイプということか...想定外だった」
「ちなみに特性は型破りよ」

思わず開眼する柳に苦笑いするフェリシア。

「さぁ、タイプと特性はわかったとこで続けましょ。今度はこっちから行くよ!ポッセ、雨乞い!」

フィールドに、雨が降り始めた。

「ふむ...天候を雨にすることで自分の動きやすいフィールドに変えるか...」

呟く柳。
/ 196ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp