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蒼い月

第8章 達人VSメガ進化


「よろしくね、柳君」
「こちらこそ、お手柔らかに頼む」
「嫌よ、全力で楽しまなきゃ意味ないでしょ」
「ふっ、それもそうだな」

「では、両者ポケモンを」

「お前の勝率は100%だ、メタグロス!」

柳が繰り出して来たのはまさかの600族。

「どうやら、本気で行くようじゃのウチの参謀は」
「600族に対し、どのようなポケモンを出すのか楽しみですね」

(メタグロスか...ミルフィーじゃ相性が悪い、だったら...この子が最適ね)

期待が高まるなか、フェリシアが出したポケモンは、

「MyBestFriend、ポセイドン!」

青く長い身体を持つ、凶暴と言われるポケモン、

「ギャァァァァァァア!」

ギャラドスだった。
まさかのギャラドスの出現に、騒然となる会場。

「はぁ!?ギャラドス?!」
「想定外だな...」
「案外顔に見合わないポケモン使うんじゃのう」
「ギャラドスもメガ進化出来るってことっすよね?」

バトル部レギュラー陣も驚きを隠せないようだ。

「ギャラドスか」
「えぇ、ポセイドンって名前なの。カントーでゲットしたんだ」
「かなりレベルが高いようだな」
「そっちのメタグロスもね」
「ありがとう。だが、メガ進化したとしても600族に勝てるのか?」
「勝てる勝てないじゃない、勝つの」
「ほう、それは楽しみだな」

互いににらみ会う二人。その場に緊張が走る。しかし、メタグロスはギャラドスの気迫に少し怖じ気づいているようだった。

(特性は威嚇か...)
「ではバトル、開始!」

戦いの幕が、今上がる。

「こちらから行かせてもらう!メタグロス、電磁浮遊から冷凍パンチ!(昨日のバトルを見たところ、物理技で迎え撃つ確率70%、守るを指示する確率30%といったところか)」

地面技を警戒したのか電磁浮遊を指示し、さらに攻撃を仕掛けてくる柳。
しかし、フェリシアはポセイドンに攻撃の指示も防御の指示も出す様子がない。

「彼女は一体何を...」

そして、冷凍パンチがポセイドンに当たるその瞬間だった。
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