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蒼い月

第23章 青春な彼等


「お前ら今だ!」
「はい!食らえ!シザリガーバブル光線!」
「イワーク竜の波動!」
「ゴルバットベノムショック!」
「嘘?!」

全く予想だにしていなかった方向からの攻撃に珍しく慌てるフェリシア。
3体の攻撃が空中で身動きのとれないフィアンナに直撃する、まさにその瞬間だった。

「ニューラ、シャドーボール!」
「オノンド、竜の波動!」
「ミジュマル、水鉄砲!」

またまた別の方角からの攻撃が相殺したのである。

「...おいおい、不意討ちでバトル妨害なんていけねーな、いけねーよ」
「ルール違反じゃないの~これ?」
「...」

声のしたほうを向けば、そこには逆立った髪の少年と頬っぺたに絆創膏を張った少年、そして帽子を被った少年が。

「き、菊丸先輩、桃城先輩、それに、リ、リョーマ君!?」
「知ってるの?」
「は、はい。同じスクールの、バトル部の人達です」
(成程...)

みつあみの少女に聞けば、何と知り合いのバトル部員だという。

「おい、勝手に入って来んなよ!」
「先に団体で攻撃してきたのはそっちでしょ」
「わりーけど、俺達も参加させてもらってもいいっすか、お嬢さん?」
「ふふっ、それなら大歓迎よ」
「よっし、それならニューラ、ゴルバットに冷凍ビーム!」
「オノンド、シザリガーに岩砕き!」
「ミジュマル、イワークにシェルブレード!」
「フィアンナ、オーダイルにソーラービーム!」

全ての攻撃が相手のポケモン全部にクリーンヒットし、


ちゅどーん


毎度お馴染みの爆発を起こした。

「一撃か~」
「何か物足んないっすね」
「まだまだだね」

「な、ぁ...」

福士及び取り巻き達は呆然。

「全員戦闘不能になったみたいだけど、まだやる?」

冷たい目でフェリシアが睨み付けると、

「お、覚えてろ~!」

と言って全員逃げてしまった。

「助かったわ、ありがとう。私はミアレシティのフェリシア。こっちはパートナーのフィアンナ」

助けてくれた3人組とみつあみ少女に自己紹介するフェリシア。
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