第6章 番外編
珊瑚
「………………ハイ?」
琥珀
「これ買い出しリスト♪♪桔梗と二人で行ってきてね☆」
桔梗と二人で渡された買い物リストを見ながら
珊瑚
「琥珀さんはかわいい顔してんのに、天使っスか?悪魔っスか……?」
琥珀
「???……人間だけれども……?」
珊瑚
「…………知ってます!」
ため息をついて桔梗と買い物へ出掛けようと外へ出た時、朝は穏やかな天気だったのに 風が強くなっていた。
珊瑚
「……なにこれ!!めっちゃ風強いじゃん!」
桔梗
「なにしてんだよ。早く行くぞ!」
珊瑚
「アワワ……き、桔梗ちょっと待って!」
先にどんどん歩いていく桔梗の後ろを スカートが捲らないよう手で押さえながらついていった。
珊瑚
【くそ!やっぱりいつも通りの格好で来れば良かった!私が変な闘志を燃やしたばっかりに……!】
チラッと後ろを振り向いた桔梗は、ワタワタしてる珊瑚を見つめ 軽くため息をつくと、シャツを脱ぎ渡してきた。
桔梗
「ほら。」
珊瑚
「……何?」
桔梗
「これ腰に巻いとけ」
珊瑚
「…………あ……。」
言われた通りに腰に巻くと、大きなシャツはスカートを覆い捲れにくくなった。