第6章 番外編
珊瑚
【ほらやっぱり!皆私の事何とも思ってないんだ!!これは、見せつけてやらねば……見せつけてやらねば!!!!】
これで勝手に一人闘志を燃やす女が完成したのだ。
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いつもは動きやすいようジーパンにTシャツスタイルだが、今日はスカートをはいてみた。
珊瑚
「どぉ~~ですか?皆さ~~ん♪♪」
三人の前でクルリと一回転し、いつもと違う女子力アップの格好を見せつけたが……
紫黒
「ガハハハ!!頑張ったな!」
頭を撫でられ……
琥珀
「どどどどうしたの!?珊瑚ちゃん?なんかあった?!」
心配され……
桔梗
「お前……そんな格好で仕事出来んの?」
睨まれ……
そして、紫黒は裏に 琥珀はカウンターに 桔梗は品出しに、それぞれの仕事へと散り 一人ポツンと店の中央で立ちすくんでしまった。
珊瑚
【……なんだ……?なんなんだこの皆の反応は……私が想像したものと違う!全くもって三角関係・四角関係にならねー!!】
自分の女子力の無さにうなだれていると、琥珀に声をかけられた。