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第1章 出逢い


紫黒
「よし!わかった!!お前がそこまで嫌なら、力を使わなくちゃなんねー時だけ使える事にしよう!」


皆、その言葉を聞いて戸惑っていると、
紫黒の手が私の首に触れる。



紫黒
「お前だって、この店の中の物が光ってるのが見えてるだろ?だから、それを見えなくしてやる。」


そう言うと、私の首に黒い靄がかかり薄くなるにつれ蝶のアザが浮かび上がる。



珊瑚
「……え?」

紫黒
「そのアザを隠せば力を封印できる。つまり、光が見えなくなるっつーことだ。」


アザを擦っても痛くもない。不思議な感じがする。
琥珀がアザをジっと見て


琥珀
「紫黒さぁ~、あんたどんだけ力を持ってるんだよ。」

紫黒
「俺の力は無限大だ!!ガハハハ!」




紫黒が豪快に笑うと、あとの2人はため息をつく。


私は、心なし気持ちが軽くなったのを感じていた。




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