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*空*和也*

第1章 *空*


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**kazu**


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ベッドに座るが倒れんじゃねぇかってほど白くて・・・


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青白くて・・


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掴んだ手首は折れそうなぐらい細かった


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和「ねぇ・・・ちゃんと食ってんの?」


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元々細かった腕がもっと細くなってた


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・・俺抱いたのいつ?


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いつからこんな細かった?


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「食べてるよ」


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目に涙を浮かべたまま笑うこいつを


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いつから見てなかったんだろう


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「ごめんね?和くん目の前にするとちゃんと言えなくて・・・


あたし色んな事ガマンしすぎたみたい・・


一緒にいるとね?


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辛かったんだ・・・」


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いつから?


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いつからそんな風に思ってた?


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悩んでる事も気づかずに・・・


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俺・・・自分の事ばっかり・・・


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ダメージがでかくて引き止める言葉が思いつかない


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酷い事になってる点滴の痕をそっと撫でた


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