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*空*和也*

第1章 *空*


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和「ずっと体調悪かったの?・・過労って」


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「・・・ん、ちょっと・・忙しくて寝れてなくて」


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また嘘をついて


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あやふやな言葉で誤魔化す


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和「・・・」


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「・・・」


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和くんはいつも忙しいけど・・大丈夫?


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ねぇ会えない間淋しかった?


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あたしは淋しくて


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辛くて


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ずっと声が聞きたくて


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その手に触れたかったよ


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和「・・・俺たち別れたの・・?」


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「・・・」


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和「ねぇ」


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「・・ごめんね」


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和「ごめんねじゃわかんねぇよ」


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「ごめん・・・」


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和「何がどうなっていつ!?」


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ずっと触りたいと思ってた手が


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あたしの手首を掴む


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涙で滲んで見る


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2人の手は悲しいほど色がなかった


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