第19章 ケイドロの時間
人数分のジュースを適当に選ぶ。
ひなの『けっこう重いね…。』
『だね…』
『E組がここで何をしている?』
学秀…。
『ただジュース買ってるだけだから、気にしないで!浅野君。』
学秀『そんな量を2人で買う事の不自然さを聞いている。』
ひなの『今、みんなでケイドロやってるの〜!浅野君も一緒にやらなぁい?』
『ひなの!来るわけないし、誘わないで!』
学秀『ケイドロ…か。
貸せ。荷物を持ってやる。』
そう言って、E組への山道へ向かう。
『ちょっと!何で?ひなの〜。』
ひなの『いいじゃん、人数いた方が楽しいし。』
『そうだけどさ…。』
黙って山道を登る学秀の後を私たちも登る。
グラウンドには、すでにケイドロを終えたメンバーが雑談をしている。
学秀『こんなに男がいながら女子2人に荷物を持たせるとは、E組男子はなっていないな。』
カルマ『はぁ?ってか、なんで浅野君がここにいるわけ?』
『カルマ、みんな、実は…。』
ひなの『まぁと自販機でジュース買ってたらね、浅野君が声かけてきて、ケイドロしてるから一緒にやらない?ってさそったのぉ〜!』
ケイドロメンバー(何で誘うんだよ!)
学秀『そういう事だ。僕の実力をお前らE組に見せてやる。』
磯貝『ま、せっかく来たんだし、一緒にやろうぜ!』
前原『まじかよ〜。ま、仕方ないな。』
ひなの『じゃ、飲み物飲んだらやろぉ〜!』