第18章 甘い病の時間。
海中へ吹き飛ばされた私を、ジェットスキーに乗ったカルマが近寄る。
カルマ『まぁ、大丈夫?』
『うん…。何とか。』
烏丸『やつには再生能力がある!片岡さん、磯貝君を中心に辺りを見張れ!』
プクプク…。
コロ『ふぅ…。』
E組(なんだあれ…)
コロ『これぞ奥の手中の奥の手!完全防御形態!』
E組(完全防御形態?)
そう。私たちの暗殺はいいところまではいった。だけど、失敗に終わった。
けれど、みんな、思うところはあるけれど、どこか活き活きとしている。
ホテルに戻り、エレベーターに乗ろうとすると、視界がせまくなり、倒れ込む。
カルマ『まぁ、ちょっと、大丈夫?』
ひなの『まぁ、やっぱり無理してたんじゃ…。』
カルマ『倉橋ちゃん、俺はこのまま、まぁを部屋まで運ぶから、フロントに薬もらってきてくんない?』
ひなの『分かった。』
カルマにお姫様抱っこをされ、部屋まで運ばれる。
すると、ひなのが慌てて走ってきた。
ひなの『これ、薬。
あと、みんなさっきの片付けするらしくって…。』
カルマ『あぁ、悪いけど、俺はまぁの側についてるよ。薬飲ませたら、行くって言っといて。』
ひなの『分かった。まぁを宜しくね。』
ひなのが出ていった。
カルマ『さて…タオルで拭いたけど、まずその服、着替えないとね。』
『カルマ、ありがとう。着替えて薬飲むから、カルマも片付け行って。』
カルマ『なに言ってんの?そんなフラフラで。さ、脱がすよ。』
カルマが私のワンピースの胸元のボタンを外していく。