第5章 わらしべ長者
陽炎
「あっ!!!」
仏壇を見た瞬間、
俺は驚いて声を出してしまった。
なんと仏壇の上に飾られていた遺影の1枚が……
あのSMジジイだった。
(あのジジイ…幽霊だった!?)
目も口も見開いて驚いていると、
クソババアが戻ってきた。
川端さん
「なんて顔してんだい!!馬鹿者!!」
(いや、驚かない奴いないからね!?
恐怖体験しちゃったからさ)
陽炎
「…川端さん…あの失礼ですが、
一番端の遺影に映られている方は旦那さんですか?」
川端
「なんだい!!そうやって私を口説いてるのかい!!!」
(今の発言のどこら辺が口説いてると思った!?
深読みし過ぎだからっ!
体調悪くなってきた(;´д`))
川端
「いやだねぇ〜、顔がちぃーーっと良いと、
すぐ女漁りだよ!!この変態が!!!!」
(ババア…アンタは女の"分類"に属さないから、
安心しな。)
陽炎
「…あははっ…」
川端
「ほらっ!ここお座りッ!
茶ぐらい出してやるよ!!」
ババアは俺の前に座布団をひいた。
(いや、いらねぇーよ。)