第5章 わらしべ長者
(天気が良くてよかった…)
こういう時こそ、
妖力を使って楽に仕事を済ませれば良いのだけど、
普段から自分の力で出来そうな事は自分でやると決めているから、
もちろん、この配達の仕事も自力で歩いていく事に。
(この地図だと村の端かぁ…)
"トコトコトコッ…"
働ける幸せを噛み締めながら歩いていると…←嘘
前方から3歳くらいの犬を連れたマダムが歩いて来た。
←何故か犬の年齢を当てるのが得意
(雑種か……)
そしてごく自然にすれ違った瞬間、
マダム
「あら貴方…ちょっと待って〜」
マダムは俺を呼び止め、目の前に立った。
陽炎
「…?」
マダムは俺の顔を見るなり(👁👄👁)気になる事を、
言い始めた。
マダム
「貴方…あの子に似てる…」
陽炎
「え?」
(やばい…母さんの事…知ってる奴か?)
マダム
「…そんなわけないわよねぇー。
おほほっ、ごめんなさいねぇ…
昔、貴方に良く似た綺麗な子が村に居たのよー。」
(綺麗な子?)
母さんを思い浮かべてみる。
【あなた、大好き(*´人`*)💕チョコよりも!】
(……綺麗より可愛いだよな…うん…たぶん…)
マダム
「ごめんなさいね…
つまらない事で呼び止めてしまって…」
陽炎
「いぇ。」
マダム
「 ( 👁👄👁 ) … 」
(口閉じて、早く退いてくんないかな?)
話は終わったのに一向に前から退こうとしないマダム。
陽炎
「あの…」
マダム
「貴方の…その右耳のルージュのピアス…
美しいわね…くださらない?」
(…は?)