第4章 隣の芝はなんとやら
自宅に帰り、
玄関の扉を閉めると、
〈この不細工女っ!!早く飯の準備しろやっ!
〈ひぃーーっ!!
陽炎
「……」
俺の部屋の中で何故かお隣の壮絶なやりとりが響いている。
(おいおい…大丈夫かよ)
心配しながらも服を脱いでいく。
〈つーか!お前!そんなブスだったか!!?
〈はい!!そうです!!
陽炎
「おぃおぃ…そこは否定しろよー小林2…」
全て脱ぎ終わると…
シャワー室に入る。
〈おまっ…そこは否定しろよ!!
お前を選んだ俺の趣味が悪いって事になるだろ!!
〈ひぃーっ!
(うわっ…シャワー室にまで響いてきてる。
くっそ煩いし、干からびたオヤジの意見に賛成だわ)
頭からバーっとシャワーを浴びる
〈泣くなよ!!泣くんじゃねぇーーっ!!
〈ひぃーっ!!
(いやいや怒鳴るから泣くんでしょうが。
はぁ…なんか気が休まらない…
昨日までの実家の静けさが懐かしい…
いや…静かでもなかったか…(;´д`)
真夜中が煩かった……💦)
やっぱり引っ越そうかなっと思いつめたその時…
"トントントンッ…"
陽炎
「ん?」
玄関の扉を誰かがノックした。