第15章 -払拭 [R-18]
動かす内に 繋がった部分から
くちゅんくちゅんと甘い水音がなり始める。
セレネの痛みから快感に変わったその音を合図に
腰を強く動かした。
「あっ…アッ、んぁァ…」
突き上げるたびに 鳴る水音と喘ぎ
今にも達しそうだ
「やぁ…あっ…んッ…ル、イ…何か変…」
「セレネイキそう?…一緒に…」
初めての快感なんだろう
甘い声が一層強くなるのを感じ 腰の動きをさらに強くした
パンッパンッ…パンッパンッ
グリグリと子宮口に擦り付けるように押し込めば
「ひああァァッ…」
大きく仰け反るセレネ 中が収縮し痙攣している
誘われるように上り詰め
セレネの上で果てた。
くったりとし肩で息をするセレネを強く抱き締め
何度も啄む接吻を落とす
額に頬に鼻に顎に口 セレネが擦り赤くなった箇所にも余すところなく口付ければ
余韻から 甘い声が零れる
「セレネ、可愛い…好きだ…」
涙に濡れた顔が妖艶で いやらしく また誘われ続けてしたが
セレネの体力が心配になり
止めた。
「…セレネごめん…」
「…ど、して…謝るの?…」
「君の気持ちも考えず、突っ走った…身体だって…」
「ん…」
「セレネが好き…大切にするから…そばにいて…」
ベッドの上 まだ、肩で息をし気だるそうに
うつらうつらしている
セレネを抱きしめ 眠った…
ルイにとって穏やかな 心地よい 切なさの残る夜だった…
その後 セレネは、少しずつ 食事を取れるようになり 言葉も多くは、無いけれど話すようになり ちょっとずつではあるが ぎこちないながらにも 笑顔も見れるようになってきた。
その横には、必ずルイがいた。
長期 プリンセスを休むわけにも行かない
宮廷で官僚が騒ぎ出していて ジルやレオが何とか抑えていたが
それも限界がある。
ルイは、反対したがセレネが戻ると決めた事もあり
セレネの体調が安定しつつあるのを確認し ルイの屋敷から
宮廷へと戻ってくることになった。