第8章 おれのもの
シャワーを止めて正面に立ち、赤らむ頬に触れると俺を見上げる少し戸惑った瞳
「智、ヒトリできもちーことしてたんだ?」
その瞳を見つめ、わざと少し意地悪く聞く
「っ…や、こ、これは…」
瞳を泳がせて戸惑う智の手にそっと自分の手を添えて緩く擦るとびくん、と体が跳ねる
「あぁ…っ」
途端に熱が吐き出された
自分にもたれかかりながら肩で息をするその耳元でとびきり甘く囁く
「いっぱい、出たね……♡」
「は、はぁ、は…っぁん…!」
熱を吐き出したばかりのそれに根元から先端までつぅっと指先を這わす
それだけで全身大きく震え俺にしがみつくさまはとても愛らしくて…
もっと可愛がってあげたくなる
「今度は、一緒に気持ち良くなろ……?」