第7章 hands
ゆっくりじっくり楽しんでいるかのように俺のものが揉まれて堪らず声が漏れた
「……っ…は…ぁ…っ」
「感じやすいんですね…?」
耳元で聞こえた声
さっき俺に謝ってきたあのサラリーマンの声だった
「や、め…っ…んぁっ…」
小さく声で拒否したのにぎゅっとさらに強く揉まれて少し大きめに声が漏れた
「声…聞かれたらまずいんじゃないですか…?」
「…っ…触るのやめてくれたら、いいんだよっ…」
「それは無理ですね…可愛らしいあなたが悪い…」
周りに聞かれないようにヒソヒソとやりとりしているとがたんと大きく揺れた車体
その拍子に男の腕の中に俺がすっぽり収まってしまった
逃げようとするも長身の男の腕の力は強くて振り切れない
知らない男の知らない体温
……気持ち悪い…っ…
「え、ちょっ…んんぅ…っ」
片手が俺のもののかたちをなぞるかの様にゆっくり撫で回しもう片手が後ろからズボンの中に入り込んできた
的確に見つけられてしまった俺の蕾を侵入してきた指先がグリグリと弄る
も、やだ…っ…翔くん…っ…助けて……っ