第5章 教訓「口は災いの元」
「なんらよぉ…俺っ…はやとひり…?」
「そ、はやとひり(笑)」
涙はもう止まったから完全にアルコールで舌ったらずになってる雅紀
可愛らしくて抱きしめてチュッと唇にキスをして首元に顔を埋めようとした時
ドン!と体を突き飛ばされた
「やらっ!」
「え、ええっ!?な、なんで?」
「わへはわらったけろ、俺はおほっへるんら!今日はシなひっ!」
今日はシない…って…
「いや、ちょっと待って?もう1週間も雅紀に触れられてないんだけど俺…っ?」
「やらなひってひっららやらなひっ!」
そう言い残してふらふらと部屋に向かった
慌てて部屋に俺も向かいドアノブに手をかけて開けようとするも鍵がかかってて開かない
「ま、雅紀っ…ここ開けて?ちゃんと謝るから…っ」
「やらー!」
しばらくガチャガチャドアノブを触って中にいる雅紀に話しかけるも数分後には雅紀の返答が無くなってしまった
「寝た…のか…?(泣)」
1週間ぶりに雅紀を味わいたかったのに…
仕方なしに雅紀の部屋を後にして自宅に帰った