第27章 感謝感激Love嵐ーDear.Jー
「あいつらがヤりすぎなきゃなぁ~…」
そう言ってまたカップに口付けていくのを
気付かれない程度にじとっと見つめる…も。
「ん?なんだ??」
「いや、なんでも……」
あっさりと視線に気付かれて
ふぃっと軽く外す
ニノを受け入れる前までの記憶はしっかりあって
きっちり思い出したリーダーとの性交に顔が熱くなる
あなたも激しかったじゃないか…///
喉から出そうになったその言葉を誤魔化すように俺もまたカップに口付ける
二人してゆっくりコーヒーを啜ると
ダイニングは穏やかな時間が流れていく
外から差し込む日差しがゆっくりと
強くなっていくのを感じていると
「…なぁ?」
「ん?」
沈黙を破ったリーダーに視線を戻す
「来年は、釣りもしような?」
「…来年も、連れてきてくれるの?」
「もちろん。じゅんが船で釣りしたいって言ってたの俺が忘れてなけりゃな♪」
空いたカップを置いて柔らかく微笑むリーダーに微笑み返す
「忘れてたら俺からせがむよ(笑)」
「…ふふ♪そうして?」
普段では滅多に見ない綺麗なウィンクを受けて二杯目のコーヒーを堪能しはじめた